How to 健康

アミノ酸・イノシトール・カルシウム/マグネシウム



■アミノ酸
歴史    
1806年フランスで、アスパラガスの芽からアミノ酸がはじめて発見され、アスパラギンと名づけられました。
以降、尿結石からシステイン、ゼラチンからグリシン、筋肉や羊毛からロイシンが見つかり、1935年までに
たんぱく質を構成するすべてのアミノ酸が発見されました。

適応    
疲労回復、蓄積疲労・部分疲労・筋肉疲労・脳疲労・運動前に摂取すると乳酸の発生を予防

特徴    
私たちのカラダは60~70%が水分で、20%がたんぱく質などのアミノ酸でできています。
つまり、体重50kgの人なら約10kgがたんぱく質。おもに筋肉や消化管、内臓、血中のヘモグロビン、
髪や皮膚のコラーゲンなど、カラダの重要な組織をつくっています。
このたんぱく質を構成している成分が、アミノ酸です。たんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されています。
そのうちの8種類はカラダで合成されず、食事からとる必要があるので「必須アミノ酸」と呼ばれています。
この「必須アミノ酸」はバランスよく適量を食事から補う必要があります。

注意事項
※1日の食事以外で摂取してもよいアミノ酸量の目安は4000mg~6000mg、運動した時は10000mgが目安。
単体で過剰に摂取するとアミノ酸のインバランスという状態を引き起こす恐れがあります。
アミノ酸はそもそもタンパク質を構成するものであるため、もし単体でどれかのアミノ酸だけが多くなると
タンパク質を合成できなくなり、弊害を引き起こす可能性があります。

※ワンポイントアドバイス    
疲労回復ダイエット効果が得られる
バリン・ロイシン・イソロイシン・アルギニン   
肌に直接好影響:プロリン・アルギニン
肝臓の緊急事態を回避する:アラニン・グルタミン



■イノシトール
歴史
1850年、ドイツのSchererが、牛の心筋抽出液より初めて単離した糖アルコールの一種であり、
イノシットと呼ばれることもあります。

適応    
脂肪とコレステロールの代謝促進、脳細胞に栄養を与えるコレステロール低下、脂肪肝予防

特徴    
細胞成長促進に不可欠な水溶性のビタミンです。
コリンと同様に細胞膜を形成するレシチンの成分であり、脳や神経の正常化に必要なビタミンです。
からだの中では脂肪やコレステロールを代謝する働きがあり、脂肪肝を防いだりします。
別名「抗脂肪肝ビタミン」とも言われています。

※体内で不足すると・・・
コレステロール値が高くなったり、湿疹や脱毛といった症状が出たりします。


※摂取量の目安(1日)
1日250~500mgと少量で良いので、食物から十分に取る事が出来ますが、
糖尿病の人は通常の倍ほどを必要とします。

※注意事項    
イノシトールを過剰に摂取すると、イノシトールに含まれるフィチン酸が亜鉛、カルシウム、鉄の吸収卵を悪くすることがあります。
ビタミンBと一緒に取ると。吸収が高まります。
   
※含有する食品
レバー、レーズン、ピーナツ、キャベツなど

※コーヒーを1日何杯も飲んでいる方もおすすめです。
カフェインはイノシトールを多く消費します。



■カルシウム/マグネシウム
必須ミネラルの1つ。体内合成できない微量栄養素。

効能    
骨粗鬆症の低下・予防、動脈硬化の予防、いらいらを抑制、ストレスへの抵抗力をつける、高血圧の予防

特徴    
・カルシウム
成人の体内には体重50kgの人で約1kg含まれ、その99%は骨や歯を作っています。
残りの1%は血液中や筋肉、神経などにあります。最近では骨密度のピークは20歳と言われています。
骨の20~30%は毎年新しく置き換えられ、骨は次々と作りかえられているため、日頃から常にカルシウムを補給することが大切です。


・マグネシウム
カルシウムの働きを調節する重要な存在ですので、カルシウムとマグネシウムを2:1の比率で摂取することは最も理想とされています。
上記の通り、カルシウムは骨や歯だけでなく、筋肉・心臓・神経系にも大変重要なものです。
健康的な骨の形成を促進し、筋肉の調子を整え、リラックスさせ、歯を丈夫にもします。
マグネシウムは体内の組織や骨を支える300以上の異なる酵素の組織や各細胞にエネルギーを与えるATP生産において大変重要なのです。

※1日に必要なカルシウムの最低摂取量(18歳~69歳)
【男性】800mg【女性】700mg

※ワンポイントアドバイス    
1 日当たり最大 1200 mg のカルシウムが必要です。
米国科学アカデミーは、カルシウムの推奨摂取量を従来のRDA (推奨栄養所要量) レベルから 50% 引き上げ、
50歳未満は 1000 mg、50 歳以上は 1200 mg と設定しています。
あらゆる年齢層の食生活、特に十代の若者の食生活で摂取されるカルシウムの量はこの推奨摂取量をはるかに下回っています。

※含有する食品の摂取を心がけましょう。
牛乳、プレーンヨーグルト、プロセスチーズ、スキムミルク、木綿豆腐、生揚げ、胡麻鰯みりん干し、
ししゃも生干し、小松菜、煮干し、干しえび、わかさぎ、どじょう、丸干し鰯、干しあみ、凍り豆腐、
しらす、しじみ、切り干し大根 

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